ちのっぷすの海外ドラマ雑記帳

ちのっぷすが観てきた海外ドラマについて想うことあれこれ

警部補アーノルド・チェルシー捜査ファイル

やはり刑事モノ

子どもの頃の「刑事コロンボ」の影響か、はたまた思春期の「太陽に吠えろ!」のそれか、なんにせよ、刑事モノは好きです。

主人公のマックス・アーノルド、ワケありらしく、テムズ川に浮かぶハウスボートで暮らしているという設定。

部下で相棒のプリヤ・シャンジーは学校を首席で卒業した才女で、スラリとした長身の魅力的な女性。 彼女の夫も理解あるイクメンで、なかなかの好青年。

ほか男女二人の部下も、検視官もいい感じだったので、キャラクターとしては申し分なし!だったのですが・・・

う~~ん、これはねぇ、評価「4.5」と高かったので、期待して観始めたのに、犯人とその動機に一応納得できたのは第3・4話だけで、あとはもうほとんどありえない、と思いました。(前後編に分かれていて2話で完結するので、1話~8話で、4編。)

容疑者だらけになるのは、刑事モノの常として仕方ないにしても、関係者全員がほぼ容疑者で、しかも結局は「容疑者」ではなかった人物が犯人という、まさかの展開。

そこが面白いと言えば面白いのでしょうけれど、特に最終話、殴るところまでは理解できても、そのまま死に至るまで殴り続けるなんてことが、できるかなぁ?

刑事たちのキャラクターが良かっただけに、ストーリーに納得できなかったのが残念。

評価が高い理由も、わかりません。

今、立て続けにBBCの刑事ドラマ「主任警部アラン・バンクス」を観ています。

こちらは1話1時間半程度、「警部補アーノルド」の2話分の長さです。

主人公のアラン・バンクスは好みのタイプではありませんが、部下たちのキャラクターが個性的かつ魅力的なので、ハマって観ることになりそうです。

それにしても主任警部って・・・?

英国の警察組織を日本語に訳すからそうなるのか、主任警部なんて言ったら、同じ署内に警部が何人かいて、その中のトップみたいで変ですよね。 警部はひとりしかいないでしょう。

原題は DCI BANKS で、DCI とは Ditective Chief Inspector のこと。Chief とあるから主任としたのかもしれないけれど、警部補が Ditective Inspector なのですから、警部だけでよさそうなもの。

シーズン1は2010年製作となっていて、ちょっと古めかしい感じですが、シーズン5まで全て無料視聴できるので、制覇したいと思っています。

お嬢様は謎解きがお好き

久本雅美と薬丸裕英?

荒唐無稽と言うか、ありえなさすぎの設定でしたが、お嬢様や執事をはじめ、キャラクターがなかなかに魅力的だったこともあり、休日に一気見。

ところで、見出しの意味わかるでしょうか?(わかるわけありませんよね)

実は、主人公であるマリーナが、どうかした拍子に久本雅美に、兄のアルトゥーロが薬丸裕英に見えてしまって・・・どことなく似てると思うのは私だけ?!

青の館

青の館

  • ジャン・レノ
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倍速で観たので、筋を追えていないところは多々あったかも。

コミカルな感じだと思っていたのに、結構シリアスで、でも、どう考えても「ありえない」!

シーズン1となっていますから、続編があるのでしょうが、兄である警察署長が連続殺人事件の犯人(ネタバレ、m(__)m)で、しかも射殺されてしまったのに、今後、名門キロ―ガ家はどうなるの?

日本的な感覚だと、「もうその地には住めない」と思うのですが・・・

お嬢様はお嬢様として、執事もまた執事として、新たな殺人事件に関与することになるのかしら?

それともお嬢様は晴れて女性刑事になるのでしょうか?

それにしても、兄のアルトゥーロ、実は養子で、復讐の為だったとはいえ、名家の5代目警察署長となった男が、あんなに凄惨な連続殺人を犯せるものでしょうか?

「三つ子の魂百まで」とはいいますし、娼婦の母親が酷い殺され方をしたのを目撃したのが3歳の時なら、そりゃあもの凄いトラウマになるのはわかります。

ですが、実子である妹と分け隔てなく愛され慈しまれて育てられているのに(とはいえ、父は息子より娘の資質を買っているように見えるシーンは随所に見られはしましたが)30年後に復讐を遂行するなんて、尋常じゃない。というか、まずありえない。

兄妹の絆も強く、妹を愛しているのは間違いないのに、その妹を裏切るようなことができるはずがない。

それに、妻は妊娠中なのですよ。たとえ犯行がばれず警察署長として君臨し続けたとしても、生まれてくる子の父親である自分が殺人犯であることに、何より自分自身が耐えられるはずもないと思うのですが・・・。

30年前に3歳だったということは、警察署長に33歳という若さで抜擢されたということですよね?いくら1940年代の話とはいえ、若すぎる!(それに33歳には見えない)

それから部下(アンドレス・カスターニョ)が、昔、祖父の下で働いていたことがあるという話でしたが、祖父の下って、じゃあ、彼は一体今何歳なの?

アルトゥーロが33歳なら、どう考えても彼も30代でしょう。40代だとしても父の下ならまだしも、祖父の下ってことはありえない。

それから長年キローガ家に仕えている執事エクトルが、アルトゥーロが養子、しかも殺された娼婦の息子であることを知らないのもおかしな話。(それとも、執事になったのはそんなに昔のことじゃない?)

母も、単に心配性でお節介で口うるさいだけの上流階級の母親としか描かれていませんが、もちろん知っていたはず・・・

さらに30年前の娼婦殺人事件を、父と一緒に担当した相棒ラミレスは、そのことを知っているはずなのに、アルトゥーロを疑わなかったのかしら?それとも庇ってた?

ーとまぁ、突っ込みどころ満載のドラマではあったけれど、一気見したほど「面白く」はありました。

ところで、マリーナはお人よしの刑事パブロと、妻殺しの容疑をかけられたことさえあり、その妻の豪邸に住むプレイボーイの刑事カスターニョと、どちらが好きなのでしょう?

レッド・クイーン

IQ242の天才!

アマゾンプライムオリジナル作品。

「ファン・ゴメス=フラドによるスペイン文学界を席巻した作品」をドラマ化したものだそう。

1つのジャンプ

1つのジャンプ

  • ビッキー・ルエンゴ
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IQ242(ってどれほど?どうやって測れる?)の「世界一の天才」が出てくる刑事モノとくれば、そりゃもう飛びつきますとも!

製作はスペインとありましたから、役者はスペイン語で会話していたはずですが、当初の設定は英語になっており、他、日本語も含め数十か国語に対応しているようです。

字幕も同じく数十か国語から選べましたが、もちろん、これは日本語を選択。

冒頭が、幾通りもの自殺シーン(切腹まであった!)だったので「な、なんなんだ?!」度肝を抜かれたけれど、そのうちぐいぐい引き付けられて、2晩で一気見。

主人公のアントニア・スコット(ビッキー・ルエンゴ)は、触られるのが嫌いだったり、喋り方や歩き方など雰囲気が、《アストリッドとラファエル》アストリッド(サラ・モーテンセン)に似ていたので、自閉症の天才女性かな?と思いましたが、どうやら自閉症というわけではなさそう。

何か精神的な疾患を抱えているようですが、それもどうやら生来のものではなく、ある事件をきっかけに、ということのよう。

天才的な頭脳を買われて、警察の秘密プロジェクトでレッド・クイーンなったいきさつは描かれていましたが、「バレンシアでの事件」が何なのかは明らかにされていません。

シーズン1とありますから、続編があるのでしょう。

続編で少しずつ天才アントニアの過去が詳らかにされていくのだと思います。

相棒となるジョン(ホヴィク・ケウチケリアン)は、バスク人でゲイという設定。

情に厚いお人よしでもあり、当初はアントニアの態度に戸惑ったり、苛立ったりするものの、しだいにアントニアとの距離を縮めていきます。

アントニアがかつて、結婚していて子どもまであったことは驚きでしたが、その子ホルヘの可愛いこと!ちょっと寂し気で憂いがあって、聡明そうな男の子。

突っ込みどころは・・・もちろん、ありました。

まず、「ありえない」と思ったのは、猟奇的な酷い殺され方をした被害者を、DNA鑑定もせず、特定したこと。(のちに背格好の似ている別人と判明するのですが、初動捜査でそういうミスは起こりえないでしょう←ネタバレごめんなさい!)

それから、ホルヘが誘拐されたとき、アントニアの父親(英国大使らしい)がアントニアを疑い、実際アントニアは逮捕されるのですが、自分の娘が、息子(孫)を誘拐するために、3人もの人間を射殺するような人間だと思うなど、信じられません。

アントニアは「ある事件(バレンシアでの事件?)」が元で、夫が銃撃され昏睡状態に陥ったことで、精神的に不安定になり、とても息子を育てられる状況ではなくなったらしく・・・

その為、父親が養育権を握ったようですが、息子会いたさに誘拐を企てたとしても、殺人まで犯すはずはありませんよね。(超天才ならば、息子の誘拐など造作もないことでしょう)

とはいえ、気になる所はあっても、そんなことより早く先を知りたい気持ちの方が勝っています。

誘拐や監禁、猟奇殺人を犯す父娘の、その関係や、「何のために」そうしているのか、誰かに操られているだけなのか、だとしたら、その誰かとは・・・?

「ミスター・ホワイト」?

秘密プロジェクトを仕切る「メンター」と呼ばれる人物も、謎。

その彼が最後にアントニアの薬を口に含んだのは、なぜ?

シーズン2が待ち遠しい・・・

ガレージミステリーその②

ロリ・ロリックリンのミステリードラマ続編

「以前見た時はあまり面白くなくて途中で止めたのに、今回ハマって・・・」と前回書いていましたね。

以前とはもう2年以上前になると思います。

たぶんその時は、プライムビデオではなく、u-nextで以下の作品を見たのだと。

ストーリー云々ではなくキャラクターが好みではなかったので、見止めたと思うのですが、なんと、その後のキャストが全然違っていたのです。

当初、友人かつ従業員だとばかり思っていたダニ(サラ・ストレンジ)はアンティークショップの共同経営者だったよう。

で、この彼女以外の主要メンバーがすべて交代しているのです。

相棒となる刑事も、夫も、娘も、息子も!

どういうこっちゃ?まるで、共演者が次々逃げたみたい。

よほどこの主役ロリ・ロックリンになにか性格上の問題があるのでしょうか?

私が、なんとなくこの主演女優を好きになれなかったのは、その辺微妙に嗅ぎ取っていたのかも?(なぁんて、ね)

実際、役柄のような正義感の強い女性ではないようです。

娘二人の大学裏口入学、までは「洋の東西問わずお金持ちならやってそうじゃん」って、まだわからないこともないですが(もちろん、許されることではないですよ。)、その後、資金洗浄と銀行詐欺というドラマさながらの罪で、こちらは保釈金ではすまず、服役までしたそう。

逸れましたが、キャストの変更について、でしたね。

まず、夫以上に深く関わる(変な意味ではなく)刑事役が、若手から中年にがらっと変わっていて、これはストーリーそのものに影響あるのでは?と心配したほど。

若手の刑事アダム(アンドリュー・ダンバー)はなかなかカッコよく、娘ハンナ(サラ・カニング)といい感じ💛になってたはずなんですが・・・

その後、旧知の仲みたいな中年刑事リンウッド(ケヴィン・オグラディ)にバトンタッチし、これはこれでいい味、体型同様どっしりした安定感、安心感があって、ジェニファーといいコンビ。

夫役は1話目のリック・ラヴァネロの方が人気が高いようですが、私はどちらも好みのタイプで、甲乙つけがたかったです。2話目以降はスティーヴ・ベーシック

娘役はサラ・カニングからエヴァ・ボーンに代わっていますが、代役が決まらなかったのか、次の1話は不在のまま話は進みます(娘がいる設定は変わらず)。それと同時に若手刑事も降板。

息子ローガン役はどちらも頭がいいことには違いないのですが、キャラクターが全然違っていて、やんちゃっぽいブレンダン・マイヤーから、優等生タイプのコナー・スタンホープに交代。

それからジェニファーとサラのアンティークショップも店構えが変わっていました。

にしても、ハンナもローガンもお年頃とはいえ、ボーイ(ガール)フレンドが毎回変わっているのは、一貫性がないなぁ。

婚活に励んでいたダニは、最後はひょんなことから再会した高校の同級生とメデタシ・メデタシ💛で終わるのでしょうか?

ともあれ、2020年、禁固刑となったロリ・ロックリンは服役前にこのドラマ制作会社から解雇されたそうですから、続編は見られそうにありません。

 

ガレージセールミステリー アンティーク探偵ジェニファー

ひと月ぶり

海外ドラマは毎晩のように見ていましたが、ブログアップからは遠ざかっていました。

今回は、以前ちらっと見た時は、ストーリー、キャラクターともにあまり興味が持てず、見るのを止めていたのですが・・・今回久し振りに見てみたところ、ハマってしまいました。

主役ジェニファー役ロリ・ロックリンは全く知らなかった女優で、好みの顔立ちでもないけれど、回を重ねるごとに魅力的に感じられ、なぜだか、だんだん篠ひろ子に見えてきました。

その夫役がまた魅力的な中年男性(スティーブ・ベーシック)で、こちらは船越英一郎古谷一行を足して2でわったような感じ。(どちらかというと古谷一行寄り)

娘、息子役ともそれぞれに魅力的で、二人とも超優秀なのですが、とくに息子はパソコンが得意なうえ、母の頼み事はなんでもきく優しい高校生で「こんな息子欲しい!」と思ったほど。

シーズン1最終話まで2,3日で一気見した後、単発のドラマを立て続けに見ましたが、まぁ、毎回面白いとはいえ、一番の突っ込みどころは、なんといっても主人公の殺人遭遇率高すぎ!なことでしょう。

それがなきゃお話が始まりませんから、仕方ない設定とはいえ、遺体の第一発見者になったことも何回かあり、う~~~ん、こんな確率、天文学的数字よね~~と。

ほかにも

友人の刑事と情報共有するのも、守秘義務どうなってるの?と突っ込みたくなりますし、遺体安置所の解剖医とも懇意で、彼の好物キャラメルマキアート1杯で、簡単に情報を手に入れるのも「ありえない」。

殺されかける場面にも何度も遭遇するのに、夫は心配はするけれど、妻の《探偵擬き》を止めようとまではしない。いくら優しくて思いやりのある夫で、妻の意思を尊重しているとはいっても、命がかかっているとなれば話は別。「もういい加減首突っ込むな!ケーサツに任せておけ!」って怒鳴りそうなもの。

など上げればキリがないけれど・・・

でも、まぁ、そんな「ありえな~~い」設定にさえ目を瞑れば、楽しく「安心して」見ていられるホームドラマでした。

アンティークがカギとなる事件が多いのも、設定上当然と言えば当然なので、それもまた目を楽しませてもらえましたしね。

実は単発のドラマ、まだ下記の2作見終わっていないので、今日中に見る予定です。

制作順に見ればよかったと少し後悔。先に4の方を見てしまいました。

 

ワイルド・スピード/ファイアーブースト

アラン・リッチソンが!

前回、マッチョな男性が出てきたり、アクションが過激なものは好みではないと書いたのに、なぜ今回もマッチョ×ド派手なカーアクションものを観たのか?

プライム・ビデオのおススメに上がってきたから、というのが一番の理由だけれど、ではなぜおススメに上がってきたのかと言うと・・・

たぶん「リーチャー」の視聴者だったら興味があるだろう、とのヨミでしょう。

ですが、視聴した理由はそれだけではなく、

実はワイルド・スピードシリーズは、一時u-nextでハマって見ていたことがあるからなのです。(これはアマゾンが知る由もないですよね)

ヴァン・ディーゼルではなく、ポール・ウォーカーミッチェル・ロドリゲスに惹かれてシリーズは殆ど観たと思います。(残念ながらポール・ウォーカーは若くして亡くなってしまいましたが)

で、今回の話に戻ります。

映画なので完結かと思いきや、『解決』していないので、続編があるのでしょう。

なんだか、消化不良のまま終わりましたが、ドミニク(ヴァン・ディーゼル)とレティ(ミッチェル・ロドリゲス)と間の一人息子が可愛いこと、可愛いこと!

さらに、アラン・リッチソンが、リーチャーとは真逆の悪役で登場。

この悪役ぶりも、当初は、途中で味方になったかに見えて、実はワナでという手の込みよう。(ネタバレ、ごめんなさい)

「リーチャー」を見ていただけに、《味方》になった際は、「やっぱりね、本当はいいヤツだったんだ。よかった~~」とこちらまでコロっと騙されてしまいました

 

それにしても、シリーズ1から20年以上もたっているとは思えない程、出演者たちは若く(精々10年位としか思えない)スピード感溢れるアクションシーン満載でした。(カーアクションはCGも多用されてるようでしたが)

特に、母となってもなおレティのアクションシーンはキレキレで、惚れ惚れとなるほど。

これまで好みではなかったドミニクにも渋さと大人の男の色香を感じました。

早く続編が観たい・・・

リーチャー正義のアウトロー

クリスティン・クリックが!

u-nextを退会して以来、海外ドラマや映画はもっぱらアマゾン・プライムビデオ。

その中でもアマゾン・オリジナル作品であるリーチャー~正義のアウトロー~を観る気になったのは・・・ドラマ紹介の画像の一枚に、クリスティン・クリックのアップが映っていたから。

クリスティン・クリックヤングスーパーマンラナ役で、虜になった女優です。

マッチョな男性は、あまり好みでないし、ましてバイオレンスアクションが多そうなドラマは、普通なら敬遠するところですが、彼女が出演するのなら、内容はどうあれ、これはもう見ちゃいますとも!

マーグレイヴへようこそ

マーグレイヴへようこそ

  • ウィリー・C・カーペンター
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お目当てのクリスティン・クリックは、主役級ではなかったけれど、事件のカギを握る元銀行員の妻役で、結構出番も多く、存分に目を楽しませてもらいました。

あ、内容もね、思っていた以上に面白かったです。

ストーリー上やむをえないとしても、目を背けたくなる残忍なシーンはありましたが。

リーチャーと♡な関係になるロスコーが、回を追うごと魅力を増していき、彼女を見るのも楽しみになっていきました。

シーズン2は、明日15日の午前9時より配信開始だそうです。

リーチャー以外のレギュラー陣は変わっているようですし、もちろんクリスティン・クリックも出演しないでしょうが、リーチャーの過去が気になるので、たぶん明日からまたハマって観ることになると思います。