なぜかハマった
少し前、アガサ・クリスティ原作のミス・マープルシリーズにハマり、ドラマ版、映画版と立て続けに見まくっていました。
徒然五行歌の方にもアップしたので、まずはそのは一部をコピー。(薄い緑)
ジョーン・ヒクソン主演のもので、映画版もドラマ版も同じような構成。ドラマだと2,3回に分けて放映するものが映画なら1本。それらすべてを3日で一気見。
アガサ・クリスティのミステリーといえば、ポワロシリーズが有名ですが、その昔ナイル殺人事件を観たことがあるだけ。(それも単にエジプトのピラミッドを観たいがゆえ)
なんでこんなにハマったのかというと、ストーリー云々よりジョーン・ヒクソン演じるマープルのキャラクターに魅かれたんですね。「こんなおばあちゃんになれたらなぁ」と。
U-NEXTで最初の1話を見て面白かったので、制作順に次々と観ました。
ドラマ版も映画版もBBC制作。ドラマだと、映画の1本分が2,3話に分けてあるだけで、ネットで観る分にはどちらも全く同じように感じました。テーマ音楽も同じです。
1984年 書斎の殺人 動く指 予告殺人 ポケットにライ麦を
1986年 牧師館の殺人 スリーピング・マーダー バートラムホテルにて 復讐の女神
1987年 パディントン発4時50分
1989年 カリブ海の秘密
1991年 魔術の殺人 鏡は横にひび割れて
ドラマ版を緑、映画版を紫の文字に分けましたが、ドラマ・映画ひとつにまとめてDVDボックスセットが出ているようです。結構いいお値段。
2006年に立て続けに発売されていますね。
ジョーン・ヒクソンが亡くなったのは1998年、死因は a stroke とありましたから脳卒中。
アガサ・クリスティ本人に「いつかマープルを演じてほしい」と言われたそうで、これを知った時「え?クリスティってそんなに最近の作家だったの?」とちょっとビックリしたのですが、作家が亡くなったのは1976年(これもちょっと意外)なので、二人が出逢ったのは、ジョーンがまだ「おばあちゃん」になるずっと前のことですね。
他の女優が演じるマープル作品に脇役として出ていたようで、それに目を留められたのでしょうか?中年かあるいはもっと若い頃のジョーンを見て「数十年後には自分のイメージにピッタリのマープルになる」と確信していたのかもしれませんね。
他の女優の作品も観てみたい気もしますが、もうジョーン=ミス・マープルと刷り込まれていますから、覆ることはないだろうと思います。
ここでまた徒然五行歌からのコピー。
上記シリーズの中で一番面白かったスリーピング・マーダー(マープルシリーズでは最後の作品だそう)の中で若妻が、部屋の壁紙を「赤いポピーと青い矢車草にしたい」と改築業者に伝えるシーン。
子ども部屋のような(実際そこは以前子ども部屋で「赤いポピーと青い矢車草」の壁紙が使われていた)壁紙なので、業者はあまりお勧めしないという態度ですが、若妻は「これ、これ、こんな感じ!」と見本の中から探し出します。
で、そんな場面を観て眠った翌朝、読書のBGMにとYou Tubeを開いたらば、サイドバーにまさに「赤いポピーと青い矢車草」の画像が!
Peaceful Music, Relaxing Music, Instrumental Music "Hillside Meadow" by Tim Janis
読書向けの静かな音楽を聴いていたからとはいえ、次のお勧め曲としてサイドバーに並んでいたのですから、ちょっとビックリ。
以上、徒然五行歌より。 https://chinops222.hatenablog.com/entry/2020/05/25/231320