ファーザーブラウンのスピンオフ作品
U-NEXTの海外ドラマ・新規入荷作品の中に2022年制作なのに見放題となっていた作品があったのでこれは見るべきでしょ、と即視聴。
そのままハマりこんで、10話まで一気見してしまいました。
面白かったです!
刑事もの、探偵ものはもともと好きですが、シスターが警察の科学顧問という設定が奇抜で、そのキャラクターもなんともユニークで魅力的!
以前少しだけ見て、あんまり面白くないなと途中で視聴を辞めた「ブラウン神父」のスピンオフというので、それほど期待していなかったのですが、私には本家より断然面白かったです。
ストーリーそのものよりやっぱりキャラクターの魅力でしょうか。
ちなみにブラウン神父もゲスト出演する回がありましたが、本家シリーズから数年経っていることもあり、随分老けて容貌も変わっていました。(当時より「探偵としては」かえって魅力的でしたが)
主人公のシスターボニファスはもちろん、相棒の警部補サム、手違いで捜査に加わることになった巡査部長のフィリックス、そしてサムと丁々発止やりあう新聞記者のルース、主要キャストの面々がそれぞれに魅力的。
探偵ものですから、お決まりの殺人事件は起こるけれど、ムードは明るく陽気でコメディ調。
そんな中、第9話ではサムの壮絶な過去に、「60年代ってまだ戦争の傷跡が色濃く残っていた時代なんだ」と胸を突かれました。
最終話では(大方の予想通り)エリートコースを断って現地に留まることを決意したフェリックスを温かく迎える村人たちに感情移入。
めでたし、めでたしの大団円。
そうそう第6話ではビートルズを思わせるような4人組のバンドがでてきます。作中歌もビートルズっぽいアレンジ。(作詞作曲は誰なのかな?)
ボニファス役の女優はローナ・ワトソンというイギリスのコメディアン。テレビ番組の司会者もされているようです。
コメディアンと聞いて納得ですが、独特の存在感がある素敵な女優さんです。
本家での出演シーンも見たいと思い、ブラウン神父シーズン1の第6話を視聴。
この回はいくつかのシーンを見たような気もしますが、シスターボニファスの出てきたシーンについては全く覚えていません。
見比べるとやっぱり若い。その分よりキュート。現在45歳だそうですから、当時はまだ30代。
本家はシーズン4までありますが、スピンオフはシリーズ化の予定はないようです。残念!