ちのっぷすの海外ドラマ雑記帳

ちのっぷすが観てきた海外ドラマについて想うことあれこれ

EMMA/エマ人工警察官

美形アンドロイド警察官

EMMA/エマ 人工警察官(字幕版)

EMMA/エマ 人工警察官(字幕版)

  • パトリック・リドレモン
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刑事モノ人工知能モノの組み合わさったドラマとくれば、観るしかなかったです、はい。

上記画像では、青い目が光っていて「いかにも」という感じですが、ドラマの中ではもっと人間っぽく、他の刑事たちは、エマのことを「ちょっと変」とは思っても「人間ではない」とまでは思っていません。

警部のフレッドだけは、いち早くその「奇妙さ」に気付いて、上司を問いただし、エマがアンドロイドであることを知りますが、国家機密なので、他言無用を言い渡されます。

フレッドの妻は当初、午前3時にメールを送ってくる美人の部下に、少し疑念を抱いていたようでした。

エマと一緒にショッピングに行った際の、彼女の突拍子もない行動に面喰った妻は、とうとう夫に問いただします。

フレッドは苦し紛れに「(エマは)神経系の疾患があって、自閉症のようなもの・・・治療は不可能」という説明をした後で「秘密だぞ」と釘をさすことも忘れません。

確かにこの釈明は巧妙。「あ~~それでか!」と普通は納得すると思います。まさか人工人間とはだれも思いませんもんね。

(同じフランスの刑事ドラマ《アストリッドとラファエル》の主人公、自閉症の文書係アストリッドを思い出しました)

昨今のAIの進化を見る限り、アンドロイドが人間っぽい会話をするのはかなり現実的になったと思いますが、その外観や動作を人間ソックリに見せることは不可能に近いでしょう。

人間の皮膚や汗、さらに滑らかな身体の動きを再現したりするのは、技術的に困難だと思います。

まぁそこはSFなんだから・・・とスルーすることにしましょう。

ラストシーンでフレッドは「エマには自我や自意識はない」と断言しますが、どうもそれは彼女を庇っての発言のようにもとれます。

アンドロイドに自我自意識が芽生え始めたとしたら、人工警察官として使えなくなる恐れがあるばかりか、抹消されかねないですもんね。

エマが自らを充電期間中に、何者かが部屋に侵入し、スマホのような形態の機器を操作して出ていくシーンもあり、エマを稼働させた内務省の本当の意図は?など気がかりな点が残ったままです。

単発のドラマではなく、続編があるかのようなラストシーンでもあったので・・・と書いたところで、ふと「もしかして逆パターン?」と思いつき、Copilot

「ドラマから映画になったの?」

と質問したら、以下のように答えてくれました。

はい、映画「エマ 人工警察官」はもともとテレビドラマとして制作され、その後映画として再編集されました¹²。ドラマのエピソードをまとめた形で映画化されており、低予算ながらもストーリーの面白さとキャラクターの魅力で評価されています¹²。

予想通りでしたね。

低予算・・・もしかしたらそれで主なキャラクターが数人だけだったのかしら?

殺人課のチームが、警部とエマを含めてたった4人って少なすぎません?

キャラクターと言えば、フレッドの娘ミラが超キュート。かけ算の練習をさせられていたので8歳くらいでしょうか?(フレッドの娘にしては幼すぎの感が否めませんが)

このミラがエマに「エマのママは?」とか「子どもの頃は?」など他愛ない質問をするのですよね。

エマは、母親については正確無比に「何年何月に何々で死亡した」と悲しい表情をすることもなく(それどころか笑みさえ浮かべているように見えた)語るのですが、子どもの頃のことは「知りません」と答えます。

エマは自分が「最初から大人の形で作られた」人工人間であることは自覚(自覚って変ですね、自意識はないのだから)しており、子どもの頃が「なかった」ことも分かっています。

分かっているのですが、そのことに違和感、寂しさや悲しさといったらそれはもう人間の感情になってしまいますが・・・少なくとも自我の芽生えのようなものが発現したかのようなラストでもありました。

ここで、上記4行がなんとなくしっくりこなかったので、Copilotに書き換えをお願いしてみたところ、以下のように書き直してくれました。

エマが自分の存在について理解しているという点は興味深いですね。彼女が「最初から大人の形で作られた」ことや、子どもの頃がなかったことを認識しているのに、そこに違和感や寂しさを感じるというのは、まるで人間の感情のようです。自我の芽生えが見られるラストというのも、彼女の存在に深みを与えていますね。人工知能や人工生命について考えるとき、こうした感情や自我の問題は非常に興味深いテーマです。

この映画の中では「寂しさを感じ(てい)る」とまでは断言はできないのですが、

「人工知能や人工生命について考えるとき、こうした感情や自我の問題は非常に興味深いテーマです。」とはまた無難にまとめてくれましたね。

できればドラマ版の方も観たいなぁ。

続編があればそれも観たいですが、どうやらなさそう・・・