ちのっぷすの海外ドラマ雑記帳

ちのっぷすが観てきた海外ドラマについて想うことあれこれ

ヤングシャーロック~オックスフォード事件簿

シャーロック・ホームズの前日譚かと思いきや

全然違っていたようです。

そもそも本家本元の、コナン・ドイル原作を読んだことがないので、シャーロックのキャラクターは、他の映画での印象ですし、家族構成などは全く知りませんでした。

原作では、相棒であるワトソン医師と兄のマイクロフトは設定されていますが、宿敵モリアーティは最後の1話に出て来るのみなのだそうです。

ただし、それまでの事件を「陰で操る人物」のような書き方はされているのだとか。

「ようです」とか「そうです」としか言えないのは、上記の通り、原作を知らないからですが、映画やドラマでの「シャーロック」はいくつか観てきたので、そのイメージから抜けきれないところがあります。

舞台を現代に移したエレメンタリー』ジョニー・リー・ミラー主演)は、ワトソンモリアーティが女性など、最初からドイルのシャーロックとは別物として楽しみましたが、ベネディクト・カンバーバッチ『シャーロック・ホームズ』が「基準」となっていたようなところがあります。(この話も現代版ですし、ワトソンのイメージは全く違っていましたが)

さて、前置きが長くなりましたが、ヤングシャーロック』でしたね。

(ネタバレありです)

シャーロック(ヒーロー・ファインズ・ティフィン)がイケメンで、ナイーブで、どことなく可愛らしかったから、最後まで一気見しましたが、話の内容は奇想天外を通り越して、あまりにもありえない設定でした。

冒頭、中国の皇女が盗賊に襲われるシーン、皇女様だというのに、お付きの者が一人いるくらいで、護衛がないのもそもそも変だし、この皇女が盗賊をやっつける、というのも変。

さらに、いつの間にかこの皇女は消え、偽皇女が出現。このニセモノ(ジーン・ツェン)シャーロックを色仕掛けでハメたり・・・とワケの分からない展開。

このニセモノは、故郷の村で両親や村人を殺された、悲劇のヒロインではあるのですが、それまで中国の辺境の地(少数民族?村にはモンゴルのゲルのような住まいがありました)で育った娘が、皇女の話す中国語を話せるわけもないし、まして英語を流暢に話すなど、どう考えてもありえない。

復讐に燃えているとはいえ、躊躇なく人を殺せるのも不自然。まるで暗殺者になるべく密かに育てられたかのような女でしたが、元はただの村娘だったようですし。

モリアーティ(ドーナル・フィン)は、大学でシャーロックを庇ったことから、友達となり、親友のような関係になりますが、最終話近くで、不協和音が聞こえ始めます。

やむを得ず人を殺したモリアーティが、その瞬間ある種の快感を覚え、自分の中の「悪の要素」に気が付いたこともあるのでしょう。

モリアーティの変化に違和感を覚え始めたシャーロック

この時点ではまだ二人の仲が壊れたわけではありませんが、シーズン2(おそらく製作予定?)では、徐々に対立が進み、敵対関係になっていくのだと思われます。

シャーロックの家族も複雑でした。

兄のマイクロフトだけが、普通の人と言うか、常識的な人。

は、信じられないような悪人であったことが、回を進むごとに明らかになります。

父の奸計によって、精神病院送りにされ、最初は狂人のようなふるまいをしていましたが、シャーロックが病院から救い出した後は、薬の影響がなくなったせいか、正常な意識を取り戻します。

ですが、元々の性格なのか、破天荒なところもあり、なかなかチャーミングな女性でした。

そして

幼い頃、一人で遊んでいて池で溺死したことになっていたのですが、実は・・・

というこれもあまりにも、ありえない設定でした。

いくら、妻の財産目当てだったとしても、可愛い娘を犠牲にしてまで(娘は死んでおらず別の所で育てていたとはいえ)、シャーロックに深い心の傷を負わせてまで、そんな芝居を打つ必要があったのか?何かほかの手立てがありそうなもの。

成長した妹は、父同様に染まっており、兄弟の前に何食わぬ顔で現れ、さらにはモリアーティと肉体関係まで持つというなかなかの食わせ者。

から「母に虐待されていた」と吹き込まれていたため、当初はを憎んでいましたが、徐々に幼い頃の記憶を取り戻し、母とは良好な関係も取り戻したかのようでしたが・・・本当のところはどうなのでしょう?

毒薬作りのメモの切れ端を持っているモリアーティ、そして父を喪った妹、この二人の関係はどうなるのか?

シャーロック二人の関係にいつ気付くのか?

色々と突っ込みましたが、続編が早く見たくはあります。