ちのっぷすの海外ドラマ雑記帳

ちのっぷすが観てきた海外ドラマについて想うことあれこれ

お嬢様は謎解きがお好き

久本雅美と薬丸裕英?

荒唐無稽と言うか、ありえなさすぎの設定でしたが、お嬢様や執事をはじめ、キャラクターがなかなかに魅力的だったこともあり、休日に一気見。

ところで、見出しの意味わかるでしょうか?(わかるわけありませんよね)

実は、主人公であるマリーナが、どうかした拍子に久本雅美に、兄のアルトゥーロが薬丸裕英に見えてしまって・・・どことなく似てると思うのは私だけ?!

青の館

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  • ジャン・レノ
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倍速で観たので、筋を追えていないところは多々あったかも。

コミカルな感じだと思っていたのに、結構シリアスで、でも、どう考えても「ありえない」!

シーズン1となっていますから、続編があるのでしょうが、兄である警察署長が連続殺人事件の犯人(ネタバレ、m(__)m)で、しかも射殺されてしまったのに、今後、名門キロ―ガ家はどうなるの?

日本的な感覚だと、「もうその地には住めない」と思うのですが・・・

お嬢様はお嬢様として、執事もまた執事として、新たな殺人事件に関与することになるのかしら?

それともお嬢様は晴れて女性刑事になるのでしょうか?

それにしても、兄のアルトゥーロ、実は養子で、復讐の為だったとはいえ、名家の5代目警察署長となった男が、あんなに凄惨な連続殺人を犯せるものでしょうか?

「三つ子の魂百まで」とはいいますし、娼婦の母親が酷い殺され方をしたのを目撃したのが3歳の時なら、そりゃあもの凄いトラウマになるのはわかります。

ですが、実子である妹と分け隔てなく愛され慈しまれて育てられているのに(とはいえ、父は息子より娘の資質を買っているように見えるシーンは随所に見られはしましたが)30年後に復讐を遂行するなんて、尋常じゃない。というか、まずありえない。

兄妹の絆も強く、妹を愛しているのは間違いないのに、その妹を裏切るようなことができるはずがない。

それに、妻は妊娠中なのですよ。たとえ犯行がばれず警察署長として君臨し続けたとしても、生まれてくる子の父親である自分が殺人犯であることに、何より自分自身が耐えられるはずもないと思うのですが・・・。

30年前に3歳だったということは、警察署長に33歳という若さで抜擢されたということですよね?いくら1940年代の話とはいえ、若すぎる!(それに33歳には見えない)

それから部下(アンドレス・カスターニョ)が、昔、祖父の下で働いていたことがあるという話でしたが、祖父の下って、じゃあ、彼は一体今何歳なの?

アルトゥーロが33歳なら、どう考えても彼も30代でしょう。40代だとしても父の下ならまだしも、祖父の下ってことはありえない。

それから長年キローガ家に仕えている執事エクトルが、アルトゥーロが養子、しかも殺された娼婦の息子であることを知らないのもおかしな話。(それとも、執事になったのはそんなに昔のことじゃない?)

母も、単に心配性でお節介で口うるさいだけの上流階級の母親としか描かれていませんが、もちろん知っていたはず・・・

さらに30年前の娼婦殺人事件を、父と一緒に担当した相棒ラミレスは、そのことを知っているはずなのに、アルトゥーロを疑わなかったのかしら?それとも庇ってた?

ーとまぁ、突っ込みどころ満載のドラマではあったけれど、一気見したほど「面白く」はありました。

ところで、マリーナはお人よしの刑事パブロと、妻殺しの容疑をかけられたことさえあり、その妻の豪邸に住むプレイボーイの刑事カスターニョと、どちらが好きなのでしょう?