ちのっぷすの海外ドラマ雑記帳

ちのっぷすが観てきた海外ドラマについて想うことあれこれ

主任警部アラン・バンクス

刑事モノ続きます

前回、少し触れていた主任警部アラン・バンクス、アマゾンプライムで見放題だったこともあり、シーズン5まで3日で一気見。

第6話 ある夜の過ち 後編

第6話 ある夜の過ち 後編

  • スティーヴン・トンプキンソン
Amazon

シーズン1は2009年とありましたから、スマホはあったはずですが、劇中の小道具としてはまだ使われておらず、なんだかそれだけで古めかしい感じ。

以下、ネタバレ、バンバン含みますのでご了承ください。<m(__)m>

主人公アラン(スティーブン・トンプキンソン)は、感情と直感で突っ走るタイプで、警部としては冷静さを欠くのではないか、と思いますが、人間味溢れていると言えばその通りで、人気の秘密でもあるのでしょう。

にしても、真犯人に辿り着くまで、容疑者たちを尋問するわけですが、まるで犯人扱いするかのような迫り方ってどうなの?とも思います。

あれって人権侵害で訴えられないのかしら?

シーズン2から突然現れる、コミュ障っぽい天才肌の警部ヘレン(キャロライン・キャッツ)、個人的には好みのタイプではあります。

アランと「いい感じ」になっていたアニー(アンドレア・ロウ)が、シーズン2ではいきなり妊婦、それも臨月姿、そのまま産休・育休に入るという設定で降板。(実生活でもホントに妊娠してたのかしら?←調べればわかることですが、ここはこのままにしておきます)

でもシーズン3では育休明けで、復帰。

アニーの代わりで一時的な配置と思っていたヘレンはそのままチームに残ります。

当初二人は不協和音を奏でますが、回を追うごと、チームとしての信頼感が芽生え、友情も感じるようになっていきます。(アランは両手に花状態?)

アニーの娘の父親が弁護士ディビッドであることが明かされ、当初そのことを知らなかった彼は、自分の子だとわかると結婚したがるけれど、アニーは迷っていて・・・

娘の為には父親が必要、と同棲し、最終的にはプロポーズも受けます。

アランもついに愛を告白しますが、一時間差で「負けて」しまうのですよね(ドラマだ~~)

小柄で頭の薄いケン(ジャック・ディーム)がなかなかいい味出していて、最高の脇役でした。

彼は大卒ではないようですから、ノンキャリア組なのでしょう。

それにしても警部補ヘレンにはともかく、30代前半(シーズン1では「31歳」の設定)のアン(シーズン5ではじめて巡査部長だとわかりましたが)にも命令される立場って、なんだかなぁと思いました。

突っ込みどころは満載で、アランの弟が犯罪に巻き込まれて(というか加担していて)殺されたり、大学生の娘が誘拐されたり、と肉親二人が、関係のない事件で犯罪に遭う確率って?と傾いた頭が戻りませんでしたが、そういう点を差し引いても一気見するほど面白くはありました。

アランがアニーに、アニーがアランに惹かれた理由はわからないでもないですが、にしてもアンは30代前半、アランは20代の子どもがいるアラフィフ。親子ほどではないにしろ恋人同士としては年が離れすぎているんじゃ・・・?

それに、アランは離婚しているとはいえ、同じ署内で上司と部下が恋愛関係(それも周知の)にあるのはご法度じゃないのかしら?

ましてアニーは婚約しているのだから、これは世間一般的にも不倫ってやつで、普通は「叩かれる」のじゃない?

ただし、二人に肉体関係はなかったようです。

ですが、たとえプラトニック・ラブでも、う~ん???

シーズン5でアニーが突然「殺される」のはビックリ、予想外の展開でした。

刺された時点で、重傷であることはわかりましが、主役級ですから刑事モノの常で、一命を取り止め、「死にかけて初めて本当に愛しているのは誰か」に気付いて、アランを選んでハッピーエンド♡かと思ったんですが・・・そうは問屋が卸さなかった。

これは完全降板で、彼女抜きのシーズン6が予定されていたのかも、と思いましたが、どうもそうではなさそうですね。