ちのっぷすの海外ドラマ雑記帳

ちのっぷすが観てきた海外ドラマについて想うことあれこれ

プロディガル・サン

シリアルキラーもの

優秀な外科医として尊敬していた父親が、実は23人もの人を殺害したシリアルキラーであることを知った息子マルコムが主人公。

父親の逮捕に一役買った少年は長じて、優秀なプロファイラーになり、トラウマを抱えながらも、ニューヨーク市警の捜査に協力して難事件を解決していく・・・

それにしても、ちょっとトボけた味のあるマルコムの父親が、どうしてもサイコパス(それも23人も殺した連続殺人犯!)には見えない。

さらに、長年連れ添った妻が、夫の殺人に全く気付いていなかったというのも、ちょっと考えられない。いくら人を疑うことを知らない、気が良くておっとりした性格の妻だったとしても。

また一見一番普通に見える、ニュースリポーターの妹が、無意識に恐ろしい殺人を犯してしまうあたりは、血は争えないのだと思わされ、それによって主人公の苦悩もますます深まり、話としては面白みを増すのだが・・・残念ながらシーズン2で打ち切りに。

アメリカドラマの常で、ルー・ダイヤモンド・フィリップス演じるギル・アローヨ警部補率いるチームは多国籍。

検視官役は日系のケイコ・アジェナ。親しみが持てましたが、オタクで風変り。なんだか日本人科学者のステレオタイプのような気がしないでもありません。

マルコム役のトム・ペインの演技は鬼気迫るものがあって、はまり役だと思いましたが、返す返すも打ち切りが残念

素人探偵シリーズ

素人探偵モノ4作品

推理小説好きの母の娘ながら、その類の小説は殆ど読んだことはないのですが、探偵・刑事モノのドラマは大好きです。

で、今回、美女かつ素人の探偵が活躍するシリーズがズラっと並んでいたので、制作年代順に一気見しました。

第一作は2015年制作のグルメ探偵ヘンリー。

この一作だけは、素人の美男探偵と美女刑事のコンビですが、その後の3作品はどれも「美人探偵」と銘打っていますから、ダブル主役ではなく、美人探偵の方を堂々の主役に据えたのでしょう。

グルメ探偵ヘンリーの評価は

独身生活を謳歌する料理コンサルタントとシングルマザーの熱血刑事、同居する母と娘のキャラクター描写もよくできていて、

これがなかなか面白かったから、他のシリーズも一気見したのですよね。

お次は図書館司書探偵オーロラ

オーロラ役の女優、見覚えがある気がしていたら、それもそのはず、ずっと以前に時々テレビで見ていたフルハウスD.J.役のキャンディス・キャメロン・ブレ。

この作品の評価は、私が見始めた時はだったのに、今はに下がっています。

個人的には《図書館司書》が主役で、しかも懐かしのD.J.が主人公ですから、肩入れしたいところですが、第2話で恋仲っぽくなった作家がいたのに、第3話で全く別の男性(もちろん事件がらみ)とそれっぽくなる展開が、あまりにも不自然でした。

次は、2017年制作の考古学者探偵エマ

その昔憧れていた《考古学者》(中2の時、なりたい職業に考古学者と書きました。本気ではなかったけれど)が主人公ですから、かなり期待して見始めたのですが・・・

評価は3.5となっており、図書館司書探偵オーロラよりは高いけれど、私としてはシリーズ中、最も面白くなかったです。

主人公エマがいまひとつ魅力的でなかったし、あんなに浅い所を掘って考古学的な発見があるのもありえないし、なにより初めから犯人が誰なのか予想がついたからかもしれません。

(助手の大学院生カップルはなかなかにチャーミングではありました。)

最後が、同じく2017年制作のリフォーム探偵シャノン

この作品の評価は4.5

この評価は納得。シリーズ中、最もよく出来ている作品で、最も面白かったです。

主人公シャノン(ジュエル)の顔立ちはあまり好みではなかったのですが、劇中で披露した歌声が素晴らしかった!(それもそのはずジュエル女優作家シンガーソングライターなのだとか)

1話でリフォームの依頼主として出会う作家と、予想通りの展開・・・でもこういう予想通りは、謎解き途中の清涼剤のようなものだから、ステレオタイプで大いに結構。

1シリーズは3話、とはいえ86分なので普通のドラマの2話分の長さ、つまり6話と同じ。

肩の凝らないドラマで英語力もつけたい、と思いつつ、そちらの方は期待薄ですね~。

原作を読もうとまでは思わないですもんね。

あと5年見続けて、海外旅行ができたらいいな。その前に国内旅行か。

シスター探偵ボニファス

ファーザーブラウンのスピンオフ作品

U-NEXTの海外ドラマ・新規入荷作品の中に2022年制作なのに見放題となっていた作品があったのでこれは見るべきでしょ、と即視聴。

そのままハマりこんで、10話まで一気見してしまいました。

面白かったです!

刑事もの、探偵ものはもともと好きですが、シスターが警察の科学顧問という設定が奇抜で、そのキャラクターもなんともユニークで魅力的!


www.youtube.com

以前少しだけ見て、あんまり面白くないなと途中で視聴を辞めた「ブラウン神父」のスピンオフというので、それほど期待していなかったのですが、私には本家より断然面白かったです。

ストーリーそのものよりやっぱりキャラクターの魅力でしょうか。

ちなみにブラウン神父もゲスト出演する回がありましたが、本家シリーズから数年経っていることもあり、随分老けて容貌も変わっていました。(当時より「探偵としては」かえって魅力的でしたが)

主人公のシスターボニファスはもちろん、相棒の警部補サム、手違いで捜査に加わることになった巡査部長のフィリックス、そしてサムと丁々発止やりあう新聞記者のルース、主要キャストの面々がそれぞれに魅力的。

探偵ものですから、お決まりの殺人事件は起こるけれど、ムードは明るく陽気でコメディ調。

そんな中、第9話ではサムの壮絶な過去に、「60年代ってまだ戦争の傷跡が色濃く残っていた時代なんだ」と胸を突かれました。

最終話では(大方の予想通り)エリートコースを断って現地に留まることを決意したフェリックスを温かく迎える村人たちに感情移入。

めでたし、めでたしの大団円

そうそう第6話ではビートルズを思わせるような4人組のバンドがでてきます。作中歌もビートルズっぽいアレンジ。(作詞作曲は誰なのかな?)

ボニファス役の女優はローナ・ワトソンというイギリスのコメディアン。テレビ番組の司会者もされているようです。

コメディアンと聞いて納得ですが、独特の存在感がある素敵な女優さんです。

本家での出演シーンも見たいと思い、ブラウン神父シーズン1第6話を視聴。

この回はいくつかのシーンを見たような気もしますが、シスターボニファスの出てきたシーンについては全く覚えていません。

見比べるとやっぱり若い。その分よりキュート。現在45歳だそうですから、当時はまだ30代。

本家はシーズン4までありますが、スピンオフはシリーズ化の予定はないようです。残念!

 

 

 

番外編の番外編

U-NEXT継続視聴中

6月いっぱいで契約終了するつもりが、7月どころか8月になっても継続視聴中です。

だって、だって止めようと思ったとたんに、過去面白かったドラマの新シリーズが始まったんだもん。

グッド・ドクターアマゾンプライムでも視聴できるけれど、なぜかアマゾンポイントは使えない(私が使い方を知らないだけ?)

アマゾンプライムは作品が探しづらいこともあり、見放題の作品も多いのにあんまり見ておらず、もっぱらU-NEXTばかり。

まずは見放題のヤングシェルドンシーズン4

 

シェルドンのお兄ちゃんの身長が伸びていましたし、双子の妹がぐっと大人っぽくなってましたね~~。

親戚の子どもたちを見るような目で見ているわたしがいます。

それからごく最近はミステリーインパラダイスのシーズン10、こちらも一気見。

主役の警部補はシーズン9からの続投、ラルフ・リトル。警部補の中ではクリス・マーシャルに次いで好きなキャラクターでした。

シーズン8までで降板したジョセフィーヌ・ジョベールの復帰も嬉しい!!

こういう顔立ちの女性ってほんとに好き♡です。

ただ、シーズン5から5年経っていますから、ちょっと老けたかなという印象は拭えない。

5ヶ月以上ほったらかしにしていたブログなので、気合入れてアップしたかったのですが、あんまり書けませんでした。

とりあえず更新することに意義がある!ということでご勘弁を!

ケタリング・インシデント

要は打ち切り、なのですね?!

タスマニアが舞台というので、面白そうだなと見始めました。

主人公の女医アナも魅力的でしたし、設定もミステリアスで私好み。

ハマりそうな予感

その通り、3.4話辺りまでは「この先一体どうなる?」とワクワクしながら視聴。

でも中盤以降、これで最終話までに話はまとまるんだろうか?と素朴な疑問が首をもたげました。

シーズン1とはなっていないから続編はないはず。

ってことは8話で完結、8話が最終話。

殺人事件の犯人はどうやら・・・のようだけど、謎の光とか南極のなんちゃらとか死んだはずの人間が実は生きているらしかったり、まるでワケがわからないまま・・・

謎が謎を呼ぶというより謎は謎のまま、いっこうに解ける気配なし・・・

私の頭が悪すぎるのかな? 倍速で観たから見落とし多かった?

でもさすがに8話の最後のシーン、あれはないでしょう?

アナが二人?!

伏線が回収されることもなく、唐突に終了。

唐突ではあったけれど、続編を期待させるような終わり方・・・ってことは、そうか!強制終了だったのかも。

当初はシーズン2も作成予定だったのでは?

そう思ってネットで検索。

図星でした!

8話だけでは消化不良もいいところだけど、続編があったならば、そしてきちんと話が収束したならば、結構面白い作品だったのじゃないかなぁと思うのですが、残念ながら、続編はないようです。

こうなると原作を読んでみたい気もしますが・・・時間もないことですし、まぁあきらめるよりほかなさそうです。

アナエリザベス・デビッキ、同じ人間とは思えない程綺麗でした。

首も手足も長くて、身長も男優より高かったので、調べてみたらば、なぁんと191㎝もあるそうです。

後味悪くスッキリしないままで、視聴時間も勿体なかったけれど、彼女の美しさに免じて許せるドラマではありました。

 

 

 

 

 

83歳のやさしいスパイ

老人ホーム潜入?!

チリの映画。

老人ホームが舞台であることと、スペイン語が聴けるという理由で観てみました。

面白かったです!

ホーム内での盗難を職員の仕業ではと疑った家族が、内部事情を知りたいと探偵に依頼し、その探偵の面接を受け、潜入捜査員として選ばれたのが83歳の老人。

ですが、当初は職務より自身の好奇心の方が勝っていたようで、ホーム内のあちこちを見て回ったり、老女たちの話し相手になったりして、報告も職務内容とは無関係なことばかり。

そのうち、とうとうある老女が、他人の物を持ち帰る現場に遭遇。

彼女の居室を探ってみたらば、タンスの中から他人の名前が書かれた物が色々出てきて、ホーム内での盗難の数々は、彼女の仕業だと判明します。

他人の物を平然と持ち帰るのは、認知症あるあるで、当人にとっては「自分の物」ですから罪悪感などあろうはずもないことは、介護士であれば誰でも知っていること(のはずですね)

ホームの中もリアルで、入居者や介護士の多くはホンモノじゃないかしら?と思えるほど。

少なくともプロの俳優さんはメインキャストのみで、あとはエキストラじゃないかなぁ?

ポッチャリ系の介護士が目立つのもそれっぽかった。

入居者の一人が、知っている方にソックリで、そうか、南米にもモンゴロイドは少なくないのだ、と思いました。

ーと、ここまで書いて、ふと、セルヒオ・チャミーってチリで有名な俳優なんだろうか?

ほかの出演作品は?

と検索したらば!

なぁんと、ホンモノ老人ホームで撮影されたそうで、セルヒオさんは素人!

ホームの許可を得て撮影したそうですが、内部調査(つまりセルビオさんはスパイ)だとは明かさずに、本当に3ヶ月入居者として暮らしたのだとか。

つまりはドキュメンタリーだったわけ?!

ビックリです。

ってことは「80歳~90歳の老人」も実際の募集で、応募者も本物だったわけですね。

てっきりフィクションだとばかり。

確かに、冒頭で記したように、やけにリアルではありましたが・・・

じゃ、あの「ママ早く迎えに来て」と言っていたおばあちゃんもホンモノだったのですね?

これも、あるある、ではあります。

「お母ちゃんが来るはずだけど」とか「母が心配だから帰ります」とか、ね。

逆に、50,60になった子どものことを、いつまでも小学生くらいに思っていて「子供が学校から帰ってくるから早く帰らないと!」と自分のことを入居者ではなく、職員だと思い込んでいる方も少なからずいたりして・・・

ところで、スペイン語もところどころは、聴き取れて(もちろん字幕見ながらですが)なんだか認知症語学と両方いっぺんに学びなおせたようで、一粒で二度おいしい映画でした。

ヤング・スーパーマン

足かけ4年?

約4ヶ月ぶりのアップです。m(__)m

邦題「ヤングスーパーマン」(SMALLVILLE)ファイナルシーズン(シーズン10)までやっと見終わりました。

クロエ役のアリソン・マックの逮捕があったせいでしょうか、しばらく配信されていなかったのですが、ようやく配信再開され、嬉々として見始めたのですが・・・

あれれ?

シーズン7までとメインキャストががらっと変わっており、なんだかワケのわからない展開に。

いきなり現れた(ように思える)テスって何者?

グリーン・アローことオリヴァー・クイーンの元カノだったこともあるらしいけど、ルーサー社と何の関係が?

ーという理由はファイナルシーズンで一気にわかりました。

伏線はあったのでしょうけれど、なにせ2倍速視聴の上、ところどころ早送りしていたので、見落としはあったと思います。

なぁんとライオネルの娘レックスの妹、だったのですね。

う~~ん???

それにしても主人公クラーク・ケント、見かけは人間そのものなのに、なんで目から熱線が出たり、透視できたり、瞬間移動できたりするの~~~?

日本だと、こどもの漫画にしてもいくらなんでも・・・ってお話ですが、昔のアメコミ・スーパーマンが題材で、いかにしてヤング・クラークがスーパーマンになるか、とそこに収束させねばならないので、仕方なかったのでしょうね。

個人的にはラナではなく、ロイス・レーンと結ばれたのが納得いかないなぁ。

でも、スーパーマンの恋人ロイス・レーンですから、そうせざるをえないですよね。

余談ですが、ロイス役エリカ・デュランスは、映画ダブルブッキングでなかなかいい味の中年シングルマザーを演じていました。

そもそもヤングスーパーマンに最初にハマった理由は

主題歌が気に入ったのと、

ラナ役のクリスティン・クリックの美しさの虜になったから。

それからスキンヘッドのレックスマイケルローゼンバウムにもすご~く惹かれたから。

さらにクラークの育ての父親ジョナサン・ケント役のジョン・シュナイダーや悪役ライオネル・ルーサー役のジョン・クローヴァーもなぜだかとても気になって・・・

しっかりした役者さんが、こういう物語のこういう役柄を真剣に演じているのはアメリカならでは、なんでしょうか?

視聴者の年齢層をどれくらいに想定していたのか?(少なくとも小学生が見る番組ではなさそう)

恋愛描写などは大人の鑑賞に堪えうるものでしたし、ぐっとくるセリフも結構あって、シーズン10まで続いた理由が分かるような気がしました。

とはいえ、荒唐無稽なオカルトファンタジー(?)で、主役のトム・ウェリングも最後まで好みのタイプにはなりませんでした。

オリヴァー・クイーンジャスティン・ハートリーの方が断然好み

ファイナルシーズン最終話ではフィナーレを飾るべく、死んだはずのレックスはじめ歴代のメインキャストが勢揃いしたのに、ラナだけは戻らなかったのが残念!(回想シーンに出てきたくらい)

同じく死んだはずのジミーが出てきて、あれ?と思ったら、ジミーの弟がデイリープラネット社のカメラマンとして入社したという設定。

ジミーアーロン・アシュモアが最終話に花を添えたわけですが、ジミーファンへのサービスでもあったのでしょうね。

私もジミーは好きでしたから、「最後にまた会えるなんて」と嬉しいサプライズでした。

最初に見たのが2017,8年頃でしたから、数年かけてようやく見終えたことになります。

さあて、次はスーパーガールを見ようか、フラッシュを見ようか。

なんだかんだといいながら「ありえなぁ~い」ぶっ飛んだSFは大好きです。