またひと月以上・・・
2勤1休とラクなシフトになったのに、メインブログ(ちのっぷすの徒然五行歌)のアップさえ週1がやっとで、サブブログはほったらかし。
この間も色々観たし、面白いものもいっぱいあったんだけどな・・・
で、休日の今日、なんとしてもアップしておかないと、ですね。
アル・パチーノの名前は知ってはいました。
その昔、榊原郁恵の歌にありましたもんね。
タイトルは忘れたけど・・・って今検索したら
アラン・ドロン+アル・パチーノ<あなた
っていうらしい。
アラン・ドロンももちろん知ってます。
正統派の美男子だと思います。
でもアル・パチーノは・・・?
若い頃はよく知らないけれど、この映画ではなぜか《高田純次》に見えてしまって・・・
(そう見えるのは私だけ?!どことなく似てませんか?この役柄ではキャラ的にも)
身長がとても低いことにもびっくり。ちなみに高田純次よりも5センチ近く低いのですよ。
と、映画の内容からは逸れましたね。
実話をベースにした物語で、老ミュージシャン(ダニー)が、40年も前に彼宛に書かれていたジョン・レノンからの手紙を受け取って、それまでの人生を見直そうと奮起する姿が描かれています。
親友でマネージャー役の老俳優、名前は知らないけれど、きっと有名な方なのでしょうね。
ジョンレノンからの手紙をコレクターから買い取り、主人公の誕生日に渡すという重要な役どころ。
ダニーがしばらく滞在することになるホテルのフロントでのやり取りは漫才のようなノリ。
ですが、セリフが自然で本当に会話のキャッチボールを楽しんでるかのよう。
そのホテルの支配人役はアネット・ベニング。芯のしっかりした、知的な印象の女優さんです。
Wikipediaによると「4度のアカデミー賞ノミネート歴があるけれど、受賞はなく、『未だアカデミー賞を受賞していない名優』のひとり」なんだとか。
バイトの女子大生役が《スーパーガール》のメリッサ・ブノワ。とってもキュート。
ダニーがホテルの一室で、自身がもちこんだピアノで作曲中の歌を弾き語るのだけれど、歌詞の一節に『もみじ』、そしてさりげなく部屋の壁にもみじの絵が飾られているあたり、こころにくい演出ですね。
そのホテルを拠点に、何十年もほったらかしにしていた息子に初めて会いに行き・・・
その嫁とADHDの孫娘をまず手なづけ・・・
頑なだった息子のこころもだんだんと解きほぐれていく・・・かのように見えたのですが・・・
ここでまた衝撃的な事実が判明。
息子は母親が亡くなったのと同じ病気・ガン、それも白血病だったのです。
もちろんダニーは、孫娘の為にしたことーコネや多額の寄付金で超一流の発達障害児向け学校への入学を手配)ーと同様に、息子の治療についても色々と調べ、息子に寄り添います。
ジョン・レノンの歌が、とてもいい塩梅に要所要所で流れるのも見どころのひとつ。
ホロリとさせられる後味のいい映画でしたが、現実離れはしていましたね。
もちろん、現実離れした生活を送っていたロックスターが主人公なのですから、《カネ》にモノを言わせるブっとんだ解決策も「アリ」でしょう。
どの登場人物も善良な人で、大スターを特別扱いせず、友人のように振る舞うのも少し違和感ありましたがーもう少し金目当てに近づいてくる人間がいてもよさそうー、トボけたキャラのアル・パチーノならでは、だったのかもしれません。
バツ1支配人とダニーの大人の恋の行方も気になるところ・・・。
この映画のあとに立て続けに
私にしては珍しくラブロマンスものを2本観ました。
カナダ映画の《ラブ・アット・サンセットテラス》と
ジェシー・シェラム主演の《ラブソング》
どちらも似たようなテイストで、屈折した心の機微もちゃんと描かれているのですが、ラストは爽やかなハッピーエンド。
少し若返った気分にもなれました。
こちらの感想もアップできたらな、と思っていますが・・・いつになるやら・・・